コラム柱で、パネルゾーンに内ダイアフラムが入る場合ですが、ほとんどの場合が1方向へのフランジのために内ダイアを入れ、4面ともフルペネ溶接しているのが現状です。しかし、H柱のリブと同様の考えであれば、コラムの内ダイアもフランジ取り付き面のみフルペネ溶接で、あとの3方については隅肉溶接で十分だと思うのですがいかがでしょうか。
柱・梁の断面寸法にもよりますが、ご質問のような考え方でよいと思います。
しかしながらコラムに内ダイアフラムを取り付ける一般的な施工段取りでは、溶接が一方向からとなり、隅肉溶接を行うことができないと考えます。レ型開先で裏当て金を設けた突合せ溶接のディテールを採用せざるを得ない状況となるでしょう。
その場合においても、梁フランジの取り付く面のみを超音波検査対象部位としてはいかがでしょうか。