鉄骨110番

絞りコラムの材質と絞りポイント

Question

絞りコラム(スイカン)部分で、PLで製作した場合の材質について「BCP325ならSN○○○○」「BCR295ならSN○○○○」などと規定はあるのでしょうか。また絞りポイントの取り方の基準は通しダイアの内々、外々と基準はあるのでしょうか。

Answer

鋼材の許容応力度に対応した材料強度を考えますと、BCP325、BCR295ともにSN490Bクラスということになります。基本的な考え方は、溶接性に問題が生じないこと、使用する材料の許容応力度を満足していることが基本です。
絞りのポイントは、絞りの角度によりダイアフラムの位置における絞りコラムのスキンプレートと柱スキンプレートとに食違いが生じることになります。補修方法を考えますとスキンプレートの内法を合せ、外側の食違いを補強溶接により補修することが容易な方法であろうと考えます。
補強溶接などの生じる可能性があることから、絞りコラムのメーカー既製品を利用することも有効でしょう。