既に解決済みかと思いますが、大梁の主材の材質がSN400B指定であった場合、スプライスプレートの材質はSS400で必要充分なのではないでしょうか。
建築では、溶接箇所以外、地震時において塑性ヒンジが発生しないと保障されるところ以外の部材については、主材と同等の材種を利用することとなっています。大梁の継手部分が、地震時において塑性化するゾーンから離れているのであれば、SS400も利用可能と考えます。SN材は、成分、絞り、シャルピー値などSS400では規定されていない性能が要求されており、鋼材の単価も異なります。SS400を利用するためには、設計者、工事監理者、あるいは発注者にも確認が必要となります。官庁工事では変更は困難であろうと考えます。民間工事についても、コストに係わる問題があることから、十分な協議、調整が必要です。