鉄骨110番

JASS6「裏当て金」の適用対象

Question

建築工事標準仕様書JASS6鉄骨工事の24ページにある「g.裏当て金」の(3)に「現場溶接などで、裏当て金が梁フランジの外側に取り付く場合、図5.2.bに示すように、本溶接によって再溶融されない組立て溶接は、梁フランジおよび柱フランジ母材に直接行ってはならない」とあり、次ページに図が示されています。これは現場溶接のみで、工場溶接は除外という考え方でよろしいのでしょうか。もしくは、工場溶接にも適用と考えた方がよろしいのでしょうか。

Answer

この内容は現場溶接に適応することを前提に説明されています。基本的な考え方として、組み立て溶接を再溶接させる場合は、開先内に組み立て溶接を行なってもよいと考えますが、現場溶接などで、裏当て金が梁フランジの外側に取り付く場合など、本溶接によって再溶接されない組み立て溶接は、梁フランジ、柱フランジ母材に直接行なってはならないこととなっています。