コア組立時、通しダイアフラムのピッチが100ミリ未満になることがあります。内ダイアフラムで対応したいのですが、その場合は「軽微な変更」で済むのでしょうか。
内ダイアフラムの採用については、以下のような問題が考えられます。
①スキンプレート(角形鋼管の外周プレート)がZ方向(板厚方向)に引張力を受けることから、スキンプレートの材種にZ方向の強度が保証される材種(Cランク及びそれと同等)となっている必要があります。
②内ダイアフラムの溶接部に超音波検査による欠陥がないことは当然の条件です。
③「軽微な変更」として扱われるためには、仕口部分の剛性、耐力に変更がないことが条件となります。
④冷間成形角形鋼管のコーナー(R部分)にフランジの溶接がかからない納まりとなっている必要があります。
上記の条件が満足できるようであれば、軽微な変更として審査機関でも扱ってくれるものと考えます。